Faible parfum de Parisバレエと日々のあれこれ。

2019年9月より、フランス・パリにて、バレエ教師国家資格を取得するために奮闘する日本人の日々をつづります。

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引きこもり日記「見つけてしまった…」

引きこもり8日目

3月24日(火)

実はもうすぐ自分の誕生日がやって来る(また1歳年を重ねるのか…)のだが、この状況だから誕生日ケーキは諦めていた。近所にパン屋にももちろんケーキは置いてあるが、残念ながらそこまで美味しいものは見つけられていない。(少し前に、パン屋に置くパティスリー商品の業者委託についての特集を見る機会があった。それ以来、近所のパン屋のパンは気に入っているのだが、パティスリー商品はどうも外部発注のものにしか見えなくなってしまった…)この外出禁止令下では必要最低限の店しか開いていない、ということはパティスリーも閉まっているだろうと思っていたが、意外にも調べてみると開けている店はいくつかあるようだ。しかし、第一級の必要な買物のみ許されているので、電車に乗ってわざわざ自分の誕生日ケーキを買いに行くなんて、きっと許されないだろう。ということで、諦めていたのだけれど、Google マップにピンを立てていたパティスリーを順に眺めていると、なんと、デリバリーを実施している店があったのだ。ケーキのデリバリーって…!!!初めて聞いたので、そんなサービスがあったのかと、一瞬目を疑ってしまったが、こんな便利なサービスは使わないではいられない。しかも、ずっと気になっていたパティスリーの一つだったので、こんな機会ない!と即注文。しかし、日本でもフランスでも、デリバリーを頼んだの初めてだったので、どんな感じで受け取るのか少し不安だった。日ごとに制限がキツくなり、変化する状況なので、こう言ったデリバリーもいつダメになるかわからないと思い、1日早く受け取ることにした。

…翌日。

ケーキはUber eatsのようなサービスを介して、自転車で運ばれて来た。担当のお兄さんから逐一連絡が来て、指定した時間内に無事に受け取れた。ケーキも一切崩れることなく、綺麗な状態で、さすがと少し感心してしまった。(自分が運んだらきっとケーキは傷だらけだろう…)

 

ということで、今年の誕生日ケーキは des gateaux et du pain というパティスリーの素晴らしいケーキをいただくことができた。いつもは、季節を問わず、チョコレートとか、モンブランとか、ミルフィーユとか、濃厚なものばかり選んでしまうのだが、今回は見た目の美しさにやられて味は考えずに即決。(グレープフルーツムースのケーキ)さっぱりとした、爽やかな春の風を感じさせるようなそのケーキは、この辛い状況に落ち込む私を励ましてくれるような、幸せな味だった。

 

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