Faible parfum de Parisバレエと日々のあれこれ。

2019年9月より、フランス・パリにて、バレエ教師国家資格を取得するために奮闘する日本人の日々をつづります。

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引きこもり日記「バレエブートキャンプをやってみた。」

3月29日(月) 引きこもり生活13日目

自宅軟禁状態の生活も、もう2週間が経つ。日本も外出禁止が秒読みの状況になっているが、日本のニュースを見て、初めてこの状態をロックダウンと言うのだと知った。(本当は耳にしないのが一番だけれど)確かにパリの首都機能は停止しているけれど、ロックダウン下での不自由さにも少し慣れて来た気がする。フランスの場合、ロックダウンするまでに数時間の猶予しかなかったため、状況が全く飲み込めず、これから自分たちに何が起こるのか、これから待ち受ける日常の変化、いつもの日々との別れに不安しかなかった。今も、いつまたあの平凡な日々に戻れるのか、誰もわからない。年末から2月にかけてズルズルと続いた大迷惑なストからやっと通常運転の『快適な」日々に戻ったと思ったら、今度はその何倍何十倍もひどい、世界規模の非常事態が起こってしまった。今年度は何かしら足止めばかり食らってなかなかすむーずにいかない、難しい年だ、と先生も嘆いていた。ストの時もそうだったが、やはりいつもの日々は、当たり前ではないことをまた痛感させられた。毎朝(テレビはないので)朝食と同時にパソコンを開き、ニュースを見るのだが、最近はニュースを見るのが本当に辛い。日に日に目を疑うような勢いで増え続ける数字たちに、心が痛む。見なければ知らずに済むけれど、外国にいて近くに友人もいないこの状況では、情報収集は欠かせない。その朝のニュース番組も、通常運転ではなく、限られた人数のみがスタジオに集まり、あとは皆家から中継するスタイルである。いつもなら、ニュースは合間で、カルチャーやイベント、料理、スポーツなどの特集が豊富なのに、おなじみの顔たちが見れないのは、寂しいものである。最近はニュース以外の番組をもっぱら見ていないが、フランス人が大好きなクイズ番組たちは今どうなっているのだろうか…

ロックダウン下では、もちろんバレエにも行けないし、一応自宅周辺1キロで1時間以内の運動は許可されているが、なかなか外に出る気にもなれないので、室内で運動するしかない。

この状況が2、3ヶ月続く=2、3ヶ月もバレエを本格的にできない!!!恐ろしくなまった体を取り戻すのは相当大変なのはもちろん、再開後鏡に映った自分の姿に驚愕したくない…

(運動量は激減なのに食欲は落ちないのはなんとも皮肉である)なので、バーレッスンとフィットネス、筋トレを出来る限り行うようにしている。(それでも家の中を歩いているだけなので、全然運動量は足りていないと思うが)

以前から韓国系のフィットネス動画を活用していたが、履歴から学んだのか、YouTubeがある動画をお勧めしてきた。それが、Swety Bettyというチャンネルの「バレエブートキャンプ」である。(他にもヨガやダンスエクササイズなどの動画もある)バレエという言葉に惹かれ、すぐに試してみた。ある程度の強度のフィットネスには慣れていたものの、これがかなりキツかった。動作はバレエの動きに基づいているのだが、テンポが早くてあまり親切なガイドではないので、1回目ではついていくのがやっとだった。しかも、フルレッスンができていない、なまりかけの身体は、終始グラグラしぱなしで、自分の体幹のなさに落ち込んだ。この動画、40分以上もあり、ウォームアップとフロアトレーニングもついている。なるほど、このキツさはブートキャンプと名乗っているだけある。初日は、40分も持たず、フロアトレーニング前にギブアップしてしまった。40分間休憩なしに進み続けるこのブートキャンプは、体力はもちろん、忍耐力、自分にがっかりしないことが重要である。これを続けてやれば、もしかしてロックダウン前よりも体感が強くなって、躍りやすくなるかもしれない、そう信じてしばらく続けてみようと思う。気になる方は、是非試してみて欲しい。

 


Sweaty Betty Ballet Bootcamp enCORE Workout


Sweaty Betty Ballet Bootcamp Workout

 

なぜパリに留学しているのか、私はいったい何者なのか、

以下の記事で紹介しておりますので、ご興味のある方はご覧くださいませ。

 

petite-etoile.hatenablog.com

 

petite-etoile.hatenablog.com