Faible parfum de Parisバレエと日々のあれこれ。

2019年9月より、フランス・パリにて、バレエ教師国家資格を取得するために奮闘する日本人の日々をつづります。

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引きこもり日記「無言の休講」

Bonjour à tous, 

また新たな1週間が始まりましたね。

昨日1日でフランスでは100人以上の方が亡くなった、というニュースに朝から心を痛めました。

このウイルスはどこまでいくのか…世界はどうなってしまうのだろう。

 

引きこもり生活7日目

3月23日(月)

今朝も例の舞踊史の授業がある「はず」だった。

普段の授業以上の頻度で課題を課してくるこの授業に嫌気がさし始め、サボってしまいたかったけど、なんとか気持ちを立て直してパソコンの前に待機して待っていたのに、5分、10分、15分たってもメールが送られてこない。それまで、いつもフライングして時間より早く始めてみんなを焦らせていたのに、今日はいくら待っても先生は現れなかった。もちろん、グループチャットは今日も大荒れ。「寝てるんじゃない」「忘れてるんじゃない」と言ったコメントが飛び交う中、遅刻魔の子が久しぶりにチャットに現れたかと思ったら、「きっとネットフリックス見てるのさ」と、どの口が言うねん、と思わず突っ込みたくなる発言をし、チャットの勢いが一気に減速。そして、みんな元の仕事に戻ろう(私たちは今課題の山を抱えている)と解散した。ひとりが、別の用事でメールするついでに、この授業のことについて聞いたほうが良いかとコメントしたが、反応はみんな揃って「Non」だった。

結局、先生から弁解メールがあったのは午後になってからだった。今日の授業に現れなかったのは、パソコンが故障したからだそうだ。コロナウイルスは、人間だけじゃなく、パソコンまで感染させるようだ、とお得意の皮肉の利いた冗談が添えてあった。早速明日夕方に授業を振り返るという案を提示してきたが、我々は明後日25日までに解剖学の総論を6つも提出しなければならない。ということで、またもや「宣戦布告」してきた先生に対するプチ・パニックがチャットで起こり、我々の結論として「明日は他の科目の授業があるから難しい、しかしクイズ(小問)だけなら可能だと思う」というメールを送ることになった。「大体、通常の授業よりも頻度が高いのに、そこで毎回課題を課すから、結果的に課題の量増えてるよね…このせいで、普通の復習ができないよ。その代わりに、毎日クイズが課されるほうが良いよね」と、ごもっとも過ぎる意見が発言され、今度はみんな一斉に賛成した。我々のことを思っての課題ということは十分わかっているけど、この願いは切実である…しかも、土曜の授業内で出された記述問題に対する解答例や解説もないのだから、課されるだけ課されてどう書けば良かったのかは不明のまま…(中にはやり直しを課された子もいたようだ…)

最終的に、明日の朝10時からクイズのみ出題されることになった。また朝からやる気奮い立たせ、10時の開始を待ち構えなければならない。少し緊張しながら。