Faible parfum de Parisバレエと日々のあれこれ。

2019年9月より、フランス・パリにて、バレエ教師国家資格を取得するために奮闘する日本人の日々をつづります。

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フランスあるある②「キセルは堂々と」

Bonjour à tous,

みなさん、こんにちは。

毎日のどんより天気に、自宅待機週間で気分がなかなか上がらないMademoiselle H です。

 

月曜日に、やっと検査結果通知のメールが来まして、無事陰性でした。ただ、これは先週の空港到着時の状態の結果に過ぎないので、これからも自己防衛の気を抜くことはできませんが、とりあえず良かったです…久しぶりの我が家に帰ってきたものの、検査結果が分かるまで、念のため家でもマスク生活で、家族も一緒に生活する中で、自分がもしかかってしまっていたら、と毎日そわそわしていました。そして先ほど、(健康状態確認方法としてLINEを選択したはずなのですが、)現在の健康状態について確認の電話があり、自動音声に従って2つの質問に答えたところです。これから、引き続き確認連絡があるのかは定かではありませんが、あと一週間は(やっぱり長い…)自宅でゆっくり過ごしたいと思います。

 

自粛期間中で特にネタもないので、久しぶりにフランスあるあるをお伝えしたいと思います!書くうちにまた長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

今回のフランスあるあるは、「キセル不正乗車)」について。みなさん、日本じゃ考えられないと思いますが、交通機関、特に電車に関しては、キセル実行を目の当たりにすることは少なくありません。ボーッとしていると、キセルに巻き込まれることも。しかも、割と盛大に、堂々とやってのけるのです。どういうことかというと…

例えば、改札。普通、切符かナヴィゴ(パリのパスモみたいな磁気カード)がないと、乗り場には行けません(当たり前ですが)。しかし、中には、切符も持たずにキセルを働き、無賃乗車する人もいます。まずは、切符を持っている人の後ろにピッタリくっついて、一緒に通過する方法。第二に、改札そのものを飛び越えていくスタイル。これは、映画でも現実でも何度も見かけましたが、先日、私の前にいた青年が、いきなり改札のバー?を飛び越えたので、びっくりしていました。どこにいたのか全く気づきませんでしたが、運悪く?警察がその様子を見ていたようで、私の後ろから4人ものポリスが階段を駆け下りてきて、その青年はあっという間に囲まれた様子を目の当たりにしたことがありました。そして、これは逆に感心?してしまいましたが、パリのメトロは出口に切符を通すことは少ないですが、一方通行、出口専用のゲートのような扉を通って外に出ます。(日本は、入るのも出るのも、同じ機械・改札だと思います)その駅によっても、形態は異なるのですが、ある駅では、扉の上方に、人感センサーがついていて、それで自動で扉が開くシステムになっていました。そこで、切符を持たずして入場しようとしている人物が、そのセンサーに向かってジャンプしながら、手を叩いているのです。その音と、人感?で出口から逆に入ろうという方法のようですが、なんともよく考えたなと…1000円もするわけじゃないのに、そこまでして捕まって罰金喰らう方がよっぽど高くつくと思うのですがね…しかもどの人も、割と堂々と、人目をはばからず、目の前に人がいても、しれーっとやってのけるので、なんともいえない気分になります。

トラム(路面電車)でも、カードをタッチするか、切符に打刻するのですが、たまにタッチしてエラー音が鳴っているのにしれっとそのまま過ごす人も見かけます。

だからといって、完全に野放しにしているわけでもなく、たまに、抜き打ちで、SNCFの係員が切符やナヴィゴをちゃんと使って乗車しているか確認に乗ってくることもあります。そして、最近私服警官ならぬ、私服検査員?が突然乗ってきて、クレジットカード支払いで使うような機械でチェックされることがあり、その場で罰金を支払っている場面によく出くわします。私はもちろん違反していないので、あれですが、同じ車両に罰金を払っている人が何人いたことか…しかも、反省するどころか、言い訳をまくし立て口論に発展させている人も。良い迷惑です、本当に。

 

いかがでしたでしょうか。今回のエピソードも、日本ではなかなか考えられないことだらけだったかと思います。きっとこの現象には、フランスの様々な社会問題も絡んでいるのではとも思うのですが、通報している人を見かけたことがないのも、考えてみれば変な話ですよね。

くれぐれも真似はしないでください。

 

それではまた、

A bientôt !