Faible parfum de Parisバレエと日々のあれこれ。

2019年9月より、フランス・パリにて、バレエ教師国家資格を取得するために奮闘する日本人の日々をつづります。

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刺激的な最終日

Bonjour à tous, 

mademoiselle H です。

 

クリスマスが近づいているというのに

相変わらず麻痺したままのパリですが、

 

ついに今年最後の授業と

自由バリエーション試験を終え、

待ちに待ったvacances de Noël !!!

 

2019年最後の授業は、音楽でした。

 

この先生は他2人と違って音楽専門家ではなく、

コンセルヴァトワールなどで

バレエを教えている先生なので、

音楽の中でもダンス寄りの授業で、

解剖学や舞踊史と関連づけた内容になっています。

 

正直この授業が1番苦手かもしれません…

 

なぜなら、即興演技が中心だからです。

 

クラシックしかやってこなかった私にとって、

即興経験は皆無です。

常にレッスンはテクニック向上のためであり、

先生から提示された順番に沿って行うため

自分で考えてその場で何かを創り出す、

ということに慣れていません。

 

他の子たちは、コンテンポラリーやジャズが専門なので

即興に、創造に、慣れているわけです。

 

その場で与えられた音楽にのせて、

その音楽の内容を理解し

体で表現する。

 

私の頭の中には、バレエの動き以外の

ボキャブラリーが乏しいため、

いつも同じような動きしか生み出せないのが

今の悩みであり、課題であります…

 

今回の自由ヴァリエーション試験では、

新たに考える時間がなかったので、

4月のEAT試験の際に踊ったものを再利用しました。

 

この試験、義務なはずなのですが、

まさかの全体の半分しか参加ぜず。

そんなにフレキシブルな試験だったの?

と言いたくなりました。

(さすがにこの参加状況には先生も怒っていましたが)

しかも、先生たちもギリギリまでランチをして

私たちの試験のことも忘れているんじゃないか、

くらいの時間のルーズさに、驚かされました

(他のフランス人の子も呆れていました笑)

 

結局15分くらいしか練習できていなかったのですが

(4月ぶりにです…)

なんとか終えることができました。

6人全員が踊り終えたら、そのまま5人の先生から

評価、これからの課題などが伝えられました。

直後に評価が伝えられるのは、新鮮な感じがしました。

コンクールは後日に、順位と点数でしか、

わかりませんでしたから。

 

評価はおそらく、

ポジティブなものだったと思いますが

やはり自分の踊りは、クラシックなので

さらに深めるためには、

コンテやジャズも受けてみると良いと

アドバイスをいただきました。

 

自由自在に動く彼女たちの、

体の中からの表現を見て、

なんだか少し羨ましくなりました。

今まで、バレエしか目がなく

バレエが一番だと思ってきましたが

新たな可能性に挑戦してみたくなりました。

来年は、コンテの初心者クラスにも

挑戦してみようと思います。

 

次回の実技試験は2月。

少しでも成長した姿を見せられるように

頑張りたいと思います。

 

 

いつのまにか長文になってしまった…

読んでいただきありがとうございました。

 

それでは、また

à très bientôt :)