Faible parfum de Parisバレエと日々のあれこれ。

2019年9月より、フランス・パリにて、バレエ教師国家資格を取得するために奮闘する日本人の日々をつづります。

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引きこもり日記「アナログなオンライン授業」

Bonjour à tous, j'espere que vous allez bien.

みなさん、こんにちは。お久しぶりです。

フランスで外出禁止令が出されて、人に合わなくなってからもう1週間。

顔を合わせることができないので、学校や友達とのやり取りでよくこの文章を目にするようになりました。(« j'espere que vous allez bien.» : お元気だと良いのですが、お元気ですか)

そして、外出禁止令が出てから、«restez chez vous» (家にいよう)が合言葉となり、ニュースはもちろん、コマーシャル、SNSでこの合言葉を見かけない日はない。

 

学校も外に行く用事もなくなって、自由時間が増えたのに、やらなきゃいけないことは増える一方…

時間があるんだから、ブログもちゃんと更新したいと思いつつ、実行に移せない怠け者です。

バレエにも、パティスリーもショッピングにも行けない、メリハリのない生活に早くも嫌気がさしていますが、人生の長さに比べたら、こんなこと一瞬だと(そう信じたい)しばらくの辛抱だと言い聞かせて、これを機会に引きこもり日記でもつけてみようと思った今日この頃です。

ここにきてブログのスタイルがブレブレな感じが否めませんが、フランス・パリで暮らす日本人留学生は、どうやってこの「戦争状態」を過ごしているのか、書き残したいと思います。

 

 

3月21日(土)

今日は、外出禁止令が出て5日目。

やっと、授業や5月の試験に対しての情報がほんの少し見え始めてきた。

そして、今日(土曜日だけど、毎日休日みたいだから、っていう冗談のもと)から、舞踊史の授業が3日ごとに朝11時から1時間半、行われることになった。

この状況だから、授業はテレビ電話形式で中継されるのかと思っていたけど、そういえば外出禁止令が出る前の最後の授業の時、フェイスタイムもスカイプメッセンジャーもわかりませんと言い張ってたことを思い出した。(ちなみに、年末から2月にかけて続いた大規模ストの時も、みんなはテレビ電話で授業中継を望んだけど、同じように断っていた…)

やっぱりテレビ中継は行われず、メールのやり取りで1時間半の授業が行われた。オンラインではあるけれど、アナログ感が否めない。ひたすら画面に向かって文章を考え、送り続ける1時間半は想像以上に疲れた。

その内容はというと、(本当はまず先に小問クイズのはずだったけど)30分間で、課題テーマについて記述、その後10題の小問クイズ

しかし、ここで先生大失態。まさかの、先に解答のプリントを送って来たのである。

グループチャットは大荒れ、これはどういう意味?何を答えるの?笑 みたいなコメントで溢れ、思わず笑ってしまった。数分後、先生から改めて「解答なし」の問題が送られてきて

正直に点数を返信するようにとのことだった。きっとみんな答えを見てると思うけど、私は馬鹿正直に解いて返信した。(けれど半分くらいしか分からなかった…)

そんなこんなで1時間半が終わったけど、やっぱり一人で黙々と画面と睨めっこするよりも、

いつ当てられるか分からないという緊張感もあり、直接面と向かって授業を受ける「通常スタイル」の方が集中できている気がした。(家にいる方が楽だけどね)

 

次回は、月曜日(一日しか空いてないじゃん!)

授業の最後に、次回までにモダンダンスの傑作を一つ選んでそれについて総括するという、まあまあ重い課題が出され、ただでさえ普通の勉強に追われているのに、これ以上負担を増やすのはやめてくれーと思わず叫びたくなった。