Faible parfum de Parisバレエと日々のあれこれ。

2019年9月より、フランス・パリにて、バレエ教師国家資格を取得するために奮闘する日本人の日々をつづります。

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フランス政府認定バレエ教師国家資格取得への道 N°0

Bonsoir à tous, comment ça va ?

 

みなさん、こんばんは。

(日本はもう真夜中ですね)

 

パリは今日もあいにくの天気です。

天候のせいか、最近喉がイガイガ、

からの鼻がムズムズ、

どうやら風邪を引きかけのようです。

とりあえず、

日本から持参した風邪薬を飲んでいますが、

そのおかげか、

今日はレッスン前に強烈な眠気が…

 

さて、ついに来週から学校が始まります。

(ずいぶんのんびりな気がしますが、

確か、エクスの大学も結局始まったのは

10月でした笑)

 

今回は、フランス政府認定バレエ教師国家資格取得への道 N°0 として

この制度の概要を紹介したいと思います。

 

※この制度は、

市瀬陽子「フランスにおけるダンス指導者国家資格制度 その概要と社会的背景」

  『聖徳大学研究紀要』聖徳大学第 23 号聖徳大学短期大学部 第 45 号、2012年、

  47-53貢

において研究され詳細に分かりやすく書かれておりますので、

こちらも是非参照していただければと思います。

 

まず、バレエ教師に資格なんて必要なの?と、

疑問に思うと思います。

 

日本では必要ありません。

しかし、フランスでは、

この資格を取得していない人は

例え元ダンサーでも教えることができません。

(志願者が何らかの関連資格を有する場合、

大学やコンセルヴァトワールでの成績状況などにより、免除措置もあります)

 

1989年7月10日施行の政令により、

フランス国内でダンス(クラシックバレエ、ジャズ、

コンテンポラリーダンス)を指導するには国家資格

(DE : Diplom d'Etat de professuer de danse)

を取得することが義務付けられました。

(※ Diplme d'Etat de professeur de danse, Loi du 10 juillet 1989, Direction de la musique, de danse, du théâtre et des spectacles, juin 2002 参照)

 

その目的として、

 

・教師が一定の基準を満たした指導能力を有すること

・安全で衛生的な環境でレッスンが行われること

 

を、生徒とその家族に対して国家が保障すること

が挙げられています。

 

また、日本ではダンス教師という職だけで

食べていくのは中々難しい現実がありますが、

資格の義務化により、「教師」という職の

社会的地位を確立するという役割も担っています。

 

 DE取得までの道のり

 

EAT(Examen d’Aptitude Technique ダンス技能試験)

↓ 合格後

教育プログラム①

音楽基礎形成、舞踊史、解剖学・生理学 私は今ここ

↓試験合格後

教育プログラム② 指導法

↓試験合格後

DE取得

 

という長〜いながい道のりとなっております。

優秀であれば、

最速2、3年で取得することができますが…

まずは1年目の過程をクリアできるように頑張ります。汗

 

次回は第1関門、EATについて書きたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

それではまた、

à très bientôt !